2015年2月27日金曜日

同定間違い

 きのこは時々、今日のおかずの一品にしようと持ち帰ることがある。
私にとってキナメツムタケなどはキノコ狩りの対象の一つで状態の良いものが見つかれば
持ち帰ったりしている。
3年前のこと、キナメが出始める前で、チャナメがあちこちに群生していたので今夜の味噌汁にしようとチャナメを採取し持ち帰った。ところが作った味噌汁を口にした途端「違う」「おかしい」とその味噌汁を捨てたことがある。
 下の写真のきのこを採取してしまったのだと思う。
たぶん鱗片は取れてしまったのだろうと現場では疑いもしなかった。写真を撮った時もチャナメと思っていた。チャナメは発生する環境で味も違うのかな?なんて思っていた。

今日はたまたまPholiotaの画像を見ていて、「あれ? んーっ!?」。
もしかして、これあの時のと同じでない?と思ったのが
下記URLのきのこ
http://www.hlasek.com/pholiota_mixta1en.html

上の写真のきのこは、もしかしたらPholiota mixtaというきのこなのかもしれない。

-------------追記---------------

上の画像の2年前にも同様のきのこ

下は少し離れていた場所に出ていたチャナメツムタケ


2015年2月23日月曜日

Hygrocybe turunda

  ヒダの黄色いEntolomaを検索していて、横道にそれまくってOmphalinaへ行き、そこからHygrocybe へとサーフィンをしてしまった。そこで「ん?」というきのこ見つけてしまった。 
Hygrocybe turunda
下の写真のきのこはHygrocybe turundaの可能性はないだろうか?

 上は2012年秋におしゃべりボードで掲載したことのある写真(当時の写真に少しだけ彩度を上げている)。

 日本産きのこ目録2016を見てみると、H. turundaにはザラツキキヤマタケと和名がついている。
たぶん、ムツノササクレキヤマタケとはどこかが違っているのだろう。更にver.2016で追加された種にムツノダイダイササクレガサがあり、どんな種なのか気になった。昨年の菌学会大会で発表され、講演要旨集にその名が記されている。

チョイMemo
さらにHygrocybe caespitosa を見てみるとササクレヒメノカサという名前(池田提唱)がある。
下は「吉敷川だより」に掲載されていたササクレヒメノカサの画像URL

下のURLは外国産のH.caespitosa 

私は旧版池田図鑑しか持っていないので比較できないのだけど図版No48に小さなオレンジ色と黄色っぽい大きな方の子実体が描写されていて、この小さいのと大きいのは本当に同種なんだろうか?

 

2015年2月21日土曜日

Xanthoconium sp

 下の写真のきのこは、ウツロイイグチ属のきのこだと思う。
傘が褐色で柄が赤みを帯びているものに、Xanthoconium separansがある。
頼りない絵合わせだけど、X. separansのような気がしている。

Ramaria sp



 GoogleでRamariaを検索し画像をクリックすると、色取々りの画像が表示される。
気にかかる画像をクリックすると大概学名も記されているので、更に学名を検索し見てみる。
Ramariaに限らず、たぶん結構な割合で同定間違いがあるのでWEBにあるその画像をみて記載された学名の種だと鵜呑みにはできない。いくつもの画像を見て、どうやらこの学名で良さそうだと行きつけば上々だろうと思う。
 上の写真のきのこは、そのRamaria画像検索結果を見ても似たきのこを探し出すことはできなかった。 けれど、その中から信憑性の高いだろうサイトを見つけた。
http://www.svims.ca/council/Ramar1.htm
Ramariaの図鑑を持っていないので、ありがたいと思いながらURLをコピーしメモしておくことにした。

2015年2月14日土曜日

ヒナノシロベニヒダタケ(青木仮称)

 下の写真は、白色からややクリーム色で、ヒダがピンク色になる頃、傘もピンク色になり1~2cmのとても可憐なきのこ。時折見かけることはあるもののヒメベニヒダタケの仲間なんだろう程度でこれまで詮索することはなかった。
何気にPluteus で画像検索していて、「あ、このきのこ・・・」 と目にとまったのが、Pluteus semibulbosus だった。日本産きのこ目録を見てみると和名にヒナノシロベニヒダタケ(青木仮称)という名前がある。で、日本きのこ図版を見てみた。
日本では正式に報告されていないきのこだったんだ・・・と思いながら図版をみた。
傘径が5mm殆ど平開・・・ん?チョット違うかな?

今度見つけたら、標本と記録はとっておこうなんて思うのだけど
そう思うきのこはいっぱいあって、どれも不実行で終わってしまう。
今年は(少しだけ)心を入れ替えて、頑張ってみよう・・・と思っている。

2015年2月11日水曜日

ツガサルノコシカケ


 上の写真のきのこは毎年羊蹄山麓で見かけている。数年前までその桜の木は辛うじて生きていたが、すでにそのサルノコシカケの仲間が発生していて3年前頃とうとう枯れてしまった。木は枯れてもそのきのこは昨年も出ていて、桜の木に発生しているからサクラサルノコシカケなんだろうとずっと勝手に思い込んでいた。
 本当にサクラサルノコシカケで良いのか学名でネット検索してみた。管孔の色が違い、間違っていることに気がついた。フィールドブック「きのこ」を見てみると、ツガサルノコシカケは「マツ類などの針葉樹、まれにハンノキ、サクラ類などの枯木上または生木上」と書かれていて、あぁーそうなんだ、広葉樹にも発生することがあるんだ・・・ツガと名がついていても針葉樹だけじゃないんだ・・・と分かった。
 
 勘違いというか勝手に間違った思い込みしていたのは自分なんだけど、なぁ~んかツガサルノコシカケに騙されたような気分。

2015年2月10日火曜日

ロウタケ属のきのこ

 一昨年秋、ロウタケの仲間だろうかと思いながら撮ったきのこ。


2013年 9月19日 砂川市にて

たぶん、Sebacina sparassoideaではないかと思う。
http://en.wikipedia.org/wiki/Sebacina#mediaviewer/File:Sebacina_sparassoidea_56969.jpg

それともSebacina concrescensだろうか?
http://www.flickr.com/photos/23151213@N03/6023023690/in/photostream/lightbox/

S. sparassoideaとS. concrescensの違いって何なのだろう?
そもそも「何だろう」と安易な興味本位で撮った写真で詳細に調べてみようという根性もない。
やっぱパッと見の絵合わせだけじゃ無理かぁ~・・・。

2015年2月1日日曜日

エビコウヤクタケ?

 私の住むあたりは、ここ数年12月から1月にかけ毎年大雪。そして今年は厳寒期の1月下旬に雨が降る(2度も)など暖冬で少し変なお天気だった。今年のきのこシーズンはどんなお天気になるだろうか。きのこの出はどうだろうか・・・そんな思いを馳せながら昨年のきのこ写真を眺めていて、ふと1枚の写真に目が留まった。
撮影日は昨年の6月12日、場所は羊蹄山麓。アカエゾマツ林。

コウヤクタケ類は全くわからない。それでも図鑑やネットで調べたら行き着くかもとスイスの菌類図鑑を開いてみた。Cylindrobasideium evolvensとよく似ている。その学名をネット検索するとその種に似ているというだけで断定はできないけれどCylindrobasideium 属で良いように思う。日本産きのこ目録でその属を検索するとケンビビョウキンCylindrobasidium argenteum とエビコウヤクタケCylindrobasidium laeve の2種が出てきた。エビコウヤクタケは確か「日本のきのこ」に載っていたように思い開いてみると、あった(p422)。さらにCylindrobasidium laeve をネット検索し絵合わせをしてみると、写真の種はC. evolvensではなくエビコウヤクタケC. laeve で良いような気がしてきた。
 標本もないので詳細は確かめようがなく単なる絵合わせなので同定とまで行かない。でもエビコウヤクタケってこういうきのこなんだって分かった。

 それと、「へぇ~」と思ったのが、このエビコウヤクタケ属はPhysalacriaceaeタマバリタケ科になっていてナラタケやエノキタケと同じ科なんだと少し驚いた。