2016年6月27日月曜日

Hebeloma

時折見かけているHebeloma
Hebelomaは、見かけてすぐHebelomaだと分かるけれど、では何という種?というと分からない。
かつては国内の図鑑の絵合わせで、「多分これだろう」とか「おそらくあれだろう」で
それが今もそのまま引き続いている。

先日もHebelomaに出会い、「多分」とか「おそらく」から一歩先へ進めたら良いなぁと
採取してきた。
ピンぼけだけれど何とか分かると思う

胞子は大きいのやら小さいのやら結構ばらつきがある
 
縁シスチジアは汚い画像だけれど・・・
(ホントは線画で表示出来れば良かったんだけどね・・・)


スイスの菌類図鑑を見てみると、目をパチパチ・・・
縁シスチジアはどれもこれも似たり寄ったりではないか
傘表皮だって似たり寄ったりではないか
柄シスチジアだって似たり寄ったりではないか
では胞子サイズが重要なのか?

う~ん、これ可愛くない!と思わず思ってしまった。
Hebelomaはやらんと思ってしまった。

 日本産きのこ目録でワカフサタケを検索すると仮称種がやたらと多い。
仮称種が多いのは、たぶん図鑑記載と一致していないからだろうけど何か腑に落ちない。
腑に落ちないけど、私の手に負える種ではないと実感した。

2016年6月24日金曜日

狂い咲き?

 何日か前に、ヤマドリタケがもう出ているなんて情報が入っていた。まだ6月なのにと思いつつ、もしかしたらS川市もモドキが出ているかもと気になっていた。S川市では毎年7月の下旬頃から色んなキノコが出始めるけど、今時期はいつだってサッパリなんだよね。
 でもまぁ、運が良ければツエタケにも出会えるかもしれないし、確認してくるつもりで 行ってみた。やはり「サッパリ出ていなかった」だった。流れかけたヤマイグチ3個とくたびれたベニタケ属のきのこがいくつか。そうそう、こんなのがあった。
 オツネンタケモドキのように管孔は微細、でも黒すぎる。
 こんなに黒いオツネンタケモドキもあるんだろうか?

お隣の市の某公園に行くと今年初めての草刈りだったのか下草がぼうぼうに伸びていた。、草刈り作業の邪魔にならないように歩くと、ここでもきのこは出ているとは言い難かった。下草がぼうぼうに伸びているそんな草むらに「あっ!」と見つけたきのこがあった。
傘径は7~8㎝あり、最初Agaricus augustusかと思ってしまった。
でも、そんな期待はすぐに裏切られた。
スギタケ?
スギタケってこんなに鱗片がモサモサだったっけ?
すぐそばに、こんなのも出ていた。
これ、ハタケシメジだよね・・・
こんな時期から出るきのこだった?
スギタケもハタケシメジも、もしかしたら狂い咲きしている?
 もう一つ寄った場所では殆ど何もない状態だった。今時期はきのこの少ない時期なんだよね、と自分に言い聞かせながら 帰路についた。T町に入り間もなくSさんから電話が入った。「S公園に来てください,ヤマドリタケがボコボコ出ています」と、ちょうどS公園の近くを走っていたので、2~3分でS公園に着いた。Sさんの言うように幼菌がいくつもあり大きく開いたものもあった。何だか灯台下暗しの感がした。

ここではこんなのもあった。
ユキワリ
それと今時期に?
色もあせ流れかけているけれど
普通、秋から晩秋に出ているきのこだよねぇ・・・
ユキワリとベニテングタケが同時に出ているなんて、やはり、ちょっと狂い咲きしてるんじゃないかなぁ・・・ 。

2016年6月23日木曜日

久しぶりに羊蹄山麓

 きょうは久しぶりに羊蹄山麓へ行ってきた。昨年11月頃にブルドーザーが森の中を行き交うのを目にしていたので、1年前まであった森が無くなってしまったことは知っていた。これからきっと整地されるのだろうけど・・・
ここにはアカエゾマツ林ととトドマツ林があった。
 去年はショックだった。

しばらく雨が降ったので、色んなクヌギタケ属が出ているだろうとルスツの方へ行ってみたが、ことのほかキノコの出はよくなかった。途中、カメラも持たず駐車場のそばにある小さな森(散策路がある)に寄ってみた。そこで木の洞に、白いチャヒラタケが重なるように出ていた。チャヒラタケの胞子をまともに見たことがなかったのでいくつか採取した。
  羊蹄山麓を早々に引き上げ、わが家近くの防風林へ行ってみることにした。

 防風林では、先日クチキフミヅキタケが出ていたが、すでに影も形もなく
ウラベニガサやコキララタケやキララタケが出ているのみだった。あの黄色いベニヒダタケ属のきのこはと探してみると、あったあった。
 Pluteus admirabilis
or
キイロウラベニガサ Pluteus chrysophaeus
https://www.researchgate.net/figure/232886652_fig4_Figures-13-15-13-Pluteus-admirabilis-DAOM193532-14-P-admirabilis-DAOM197226

 上のきのこは、これまでベニヒダタケだろうとあまり気にも留めていなかった。それが今月の初め旭川のFさんに「何でしょう?」と写真を見せられ、「おそらくベニヒダタケでしょう」と答えたものの、後から傘表皮の菌糸構造が違い別種であることがわかった。これまでベニヒダタケと思っていたのは本当にベニヒダタケだったのかと数日前のこと防風林で探してみた。防風林で見かけていたきのこも柄が黄色く、傘表皮をのぞいてみると、ベニヒダタケではないことが分かった。

さて、家に帰ってきてからチャヒラタケの胞子をのぞいてみた。
対物レンズ40倍で見たとき胞子は球形~類球形、表面は平滑に見えたものの何だか平滑でないような気がして60倍で見ると明らかに胞子の表面は粗面だった。今年はずっとレイマーの顕微鏡カメラを使っていたが、どうも粗面の様子を撮ることが出来ない。

下は100倍対物レンズで、昔のコンデジで撮ったもの。

下は同じ対物レンズを使い、レイマーの顕微鏡カメラで撮ったもの。

 レイマーの顕微鏡カメラはリレーレンズが4.5倍なので総合倍率450倍。
一方、コンデジの方は10倍接眼レンズをリレーレンズの代わりにしているので総合倍率1000倍。どちらも縮小や画像調整は同じにし、レイマーの方はトリミングをしている。
 レイマーの顕微鏡カメラは使い始めから微細なところを映し出すことは出来ないと分かっていたけれど、撮るときに1枚1枚ファイルにファイル名を入れられるので(便利)、対物レンズを変えたとき×20、×40、×60、×100の文字をいれれば、後から何倍で撮ったかすぐに分かる。それと色収差もできているので使っていたが、粗面の様子が分からないんじゃなぁ・・・と、今日はそんなことを思っていた。

 ところで、球形~類球形で表面が粗面ということは、チャヒラタケではない。

採集したときは全体が白かった。
(吸水性があり、湿っているとき吸水した部分に条線があった)

下は縁シスチジア
 どうやら、Crepidotus applanatusのようだ。

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 ザラミノチャヒラタケCrepidotus longistriatus  S. Imai の記載が詳細ではないので何とも言えないけど・・・ザラミノチャヒラタケってCrepidotus applanatusの特徴と似ているような・・・気がする。


2016年6月10日金曜日

M公園

 昨年、お気に入りのフィールドが一つ無くなり代替えとなる場所を見つけなくっちゃと思っていた。M公園は前々から気になっていたが、かなり整備されている印象があり今一つ足を踏み入れる気がしなかった。しかし、わが家から車で15分程度の距離はかなり魅力的。


外側から見るとそれほど大きな公園には見えなかったが中に入るとかなり広く(後から調べてみると公園は約189万㎡)、林と言える場所は全体の0.5~1割くらいであろうか、それでも 桜を初め樹種が豊富なのには驚いた。

きのこを探しながら写真を撮ったりしていたら、とても1日では回りきれるところではないようだ。
今は、まだシーズン最盛期ではないので、最盛期にはいったいどんなきのこが見られるだろうか
アタリかハズレかそんなことを思いながら林の中を歩いた。

エゾ松林では フミヅキタケが出ていた。

フミヅキタケのそばに何やら小さなきのこも出ていた。

何だろうと手に取ってみると見たことあるようなないような・・・
どうやらチャムクエタケモドキらしい。

広葉樹林では、ところどころイタチタケが群生していた。

これは何?
(ユキワリかと思う。名前からして春先のきのこのように思っていたけれど、
天候が不順とはいえ初夏にも出ているんだね・・・)

今シーズン初のベニタケ属を見た。

おまけ
 コウリンタンポポを見ると草原って感じがする。
 今年は、このM公園に足しげく通うことになるかもしれない。