2018年3月31日土曜日

カバイロツルタケ

たぶん、下の2枚の画像はカバイロツルタケ(Amanita fulva )で良いのだろうと思われる。

ズーリーヤン先生先生の図鑑を見ると、傘頂部(中心部)が濃色になっているものがAmanita orientifulva とされ、下の画像が該当するのではないかと思う(不確実だけど)。

では、下の寄せ集めた画像はどうだろうか…。


カバイロツルタケに似た種で、Amanita croseaがあり、上の画像中にそれがあるのかどうか分からない。ただ、おそらく国内にもあるだろうと思われながらも、今までカバイロツルタケで一括りにしてきた。カバイロツルタケにも数種混在しているのではないだろうか。素人の自分には見過ごすことしかできない現状だけど、頭の片隅で気になっている。

タマゴタケ

 タマゴタケの学名は、かつて使われていたAmanita hemibaphaから、現在Amanita caesareoides となっている。それ以前はAmanita caesareaであったが、現在はセイヨウタマゴタケの学名になっている。
  聞きかじりであるが、日本からA. caesareaは見つかっていないとされ、日本にあるのはA. caesareoides だと…、現在どうなのであろうか…?

 昨年、 ズーリーヤン先生著の[Atlas of the Chinese Species of Amanitaceae] を手にした。タマゴタケやこれまで疑問だったカバイロツルタケなども少しは分かるのではないかと(昨年)購入した。
 これまで撮っていたタマゴタケの写真を集めてみた。
たぶん、傘が真っ赤で柄に明瞭なダンダラがあるもの(hとi)は、A. caesareoidesで良いのだと思う。傘色が赤ではなくオレンジ色でダンダラがないかまたは不明瞭なa・b・cもA. caesareoidesなのだろうか?
 ズーリーヤン先生の図鑑を見ると、l(小文字エル)はA. hemibaphaとよく似ているが、傘頂部に小丘を呈しており、ズーリーヤン先生はSP種としているようだ。
 写真を並べてみたけれど、結局のところ分子解析まで持ち込めないアマチュアにとって外見で判断は出来ないということだろうか…。






2018年3月30日金曜日

ハチノスタケ

 ハチノスタケは、山桑の腐朽した落ち枝などに、よく見られるという。下の写真も山桑樹下にあった枝から発生していたもので、ハチノスタケで間違いないのだと思う。
これまで、針葉樹に出る白っぽいものもハチノスタケだと思っていたが、果たして同種なのだろうかと、実は数年前から見掛けるたびに引っ掛かっていた。下の写真はアカエゾマツの落ち枝から発生していたもの。

  見比べてみると、傘表面の鱗片形態も違っていて、ハチノスタケとは別種のように思えて来た。ネット検索してみると、一番近いのがPolyporus philippinensisか…う~ん?。

Peziza subisabellina

 藻岩山で1回、利根別原生林で1回、野幌森林公園で2回ほど 見かけたことがあり、長い間、種名の分からなかったチャワンタケ。やっと(偶然に)、種名が分かった。
 Peziza subisabellina



6月頃しか見られないきのこで、広葉樹の腐朽倒木にしばしば群生していることがある。表面はワインカラーのビロード状でとても綺麗なきのこ(老成するとビロード状ではなくなる)。
http://waarnemingen.paddestoelenkartering.nl/subpages/foto_Pezsub16_1.html

いよいよ…春

今年の冬は、昨年より降雪量が多く
積雪ゼロ宣言が出されるのは、4月に入ってからだろうと思っていた。
しかし、札幌市で昨日積雪ゼロ宣言が出された。全ての雪がゼロになったのではなく、道路脇や空き地に山と積まれた雪や建物の陰になり日の当たらない場所にはまだまだ雪が残っている。
 因果関係はないかもしれないが、昨年の冬は 、降雪量が少なくきのこの発生は非常に悪かった。一昨年まで3年続きの大雪だった時には、「また、雪?」と降り積もる雪にうんざりもした。しかし、私の中で何となく、雪の少ない年は、キノコの出が悪い、そんなジンクスめいたものがあって、雪害に見舞われた地域の人には申し訳ないが、今年だけはうんざりするよりも、降り積もる雪にどこかホッとしたものがあった。
 
 いよいよ春なのだと実感できる近頃、桜開花前線は東北まで来ただろうか。我が住む辺りは、後1ヵ月。今年のきのこ発生はどうであろうか。
 
 下は、毎年出会いたいと思いながら、出会えないきのこの一つ。
 
 9年前に見かけ写真を撮っていたが、その時はAgaricusだろうとあまり気にも留めていなかった。それから3~4年したある時、Psathyrellaを検索していて「ん?」と目を引いたきのこがあった。Psathyrella caput-medusaeによく似ている。見間違いかもしれないがPsathyrella の可能性があると思っている。
もう一つ、似ているものにPsathyrella cotoneaがある。
 もう一度、出会ったら、今度はきちんと顕微鏡で覗き、Psathyrellaかどうか確かめたいと思いながら、その後1度も出会えていない。
 これまで「もう一度出会いたい」と思うきのこは幾つもあって、今年はそのどれかに出会える年であってほしい。